採用代行 2026.11.05

採用活動において、「求人を出しているのに応募が来ない」「応募は来るけれどミスマッチが多い」と悩んでいる企業は少なくありません。
実は、その原因は給与や勤務地だけではなく、求人票に何気なく使っている“言葉”にあるかもしれません。
求人票は企業の魅力を伝える大切な採用ツールです。しかし、求職者にとって分かりづらい表現や曖昧な言葉を使うことで、かえって応募意欲を下げてしまうケースもあります。
今回は、多くの求人票で見かける「逆効果になりやすいNGワード」と、その改善例をご紹介します。

求人票でよく見かける定番フレーズですが、求職者からすると非常に抽象的な表現です。
「仲が良すぎて距離感が近そう」 「プライベートも付き合いが多そう」 「人間関係が閉鎖的なのでは?」
と不安に感じる人もいます。
✔入社1年未満の社員も気軽に相談できる環境です
✔月1回のミーティングで意見交換を行っています
✔20代から50代まで幅広い世代が活躍しています
具体的な事実を伝えることで、職場の雰囲気が伝わります。
企業側は前向きな人材を求めているつもりでも、求職者からすると、
「具体的に何を求めているの?」 「精神論ばかりの職場なのでは?」
と感じることがあります。
✔主体的に行動できる方
✔お客様とのコミュニケーションを大切にできる方
✔チームで協力して業務を進められる方
“やる気”ではなく、行動や人物像で表現することが重要です。
実はこれも使い方によっては逆効果です。
未経験歓迎と書かれていても、
「本当に大丈夫?」 「研修はあるの?」という不安が残ります。
✔入社後3か月の研修制度あり
✔先輩社員がマンツーマンでサポート
✔現在活躍中の社員の約70%が未経験スタート
未経験者が安心できる根拠まで伝えましょう。
一見魅力的に見えますが、
「結局なんでも屋?」 「業務量が多そう」
という印象を与えることがあります。
✔主に○○業務を担当いただきます
✔習熟度に応じて△△業務にも挑戦できます
✔キャリアアップに合わせて業務範囲を広げていきます
仕事内容はできるだけ具体的に記載しましょう。
これもよく使われる表現ですが、基準が見えません。
求職者は「何を頑張れば評価されるのか」を知りたいと考えています。
✔半年ごとの評価基面談を実施
✔資格取得や目標達成を評価に反映
✔昇給制度・評価制度を明記
評価制度は具体性が信頼につながります。

応募が集まる求人票には共通点があります。
それは、抽象的な言葉ではなく、具体的な事実や数字が書かれていることです。
例えば、
・研修期間
・社員数
・年齢構成
・評価制度
・残業時間
・有給取得率
など、
求職者が働くイメージを持てる情報伝えることで、応募率の向上につながります。
「よく見せる」よりも、「正しく伝える」という視点が重要です。
応募が来ない原因は、求人媒体や掲載料金だけではありません。
求人票の中にある曖昧な表現が、知らないうちに求職者を遠ざけている可能性があります。
求人票を見直す際は、
・抽象的な言葉になっていないか
・求職者が仕事内容をイメージできているか
・根拠となる事実が書かれているか
を意識してみましょう。
少し表現を変えるだけで、応募数や応募者の質が改善するケースもあります。
法律違反となる可能性がある表現を除けば、絶対に使えない言葉はありません。ただし、「アットホーム」「やる気重視」などの曖昧な表現は求職者に伝わりにくいため注意が必要です。
仕事内容・給与・勤務条件だけでなく、職場環境や教育体制を具体的に記載することが重要です。求職者が働く姿をイメージできる求人票ほど応募につながりやすくなります。
必ず増えるとは限りませんが、求人票の改善は応募率向上に大きく影響します。採用市場に合った媒体選定や採用広報と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。